今日は、子どもたちの「自分探し」のお話をします。
塾には、高校生も何人か通っています。
その中で高校2年生の子は、8月で塾を休止し、9月からカナダへ留学する予定です。
この留学のきっかけは、高校1年生のときに参加した留学の説明会でした。
当時はあまり本気ではなかったようですが、
次第に「これからの自分はどうなるのだろう」「どんなことに興味を持つのだろう」と考え始めました。
そして「カナダで暮らせば、新しい何かを見つけられるかもしれない」と思うようになったのです。
自分探しの旅として、1年間のカナダ留学、とても素敵な決断だと思います。
さらに話を聞くと、法学に少し興味があり、それも含めての留学だそうです。
カナダで、日本とは違う視点や価値観に触れ、世界という大きな舞台で物事を見てみたい、
そんな強い思いがあるのです。
私自身は、中学生のころから教員になることしか考えていませんでした。
よくあるパターンで、学園ドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」をみて、教師になろうと。
しかし、こうした思いは、特殊ですね。
多くの子どもたちは、「将来何をしたいのか」「何になりたいのか」をまだ見つけられずにいます。
この子のように、偶然の出会いや経験をきっかけに、自分を探す旅に出よう、という思いになるのもいいですね。
勉強はとても大切です。
しかし、「こうなりたい」「あんなことをしてみたい」という思いは、もっと大切です。
いろんな話を聞き、いろんな体験を重ねることで、自分の夢や目標が見えてくるはずです。
この塾も、子どもたちが自分探しのきっかけをつかめる場所でありたいと思っています。
これからも、子どもたちの挑戦と成長を全力で応援していきます。