教育改革への鍵:人事異動の光と影

「異動志願者ゼロの教育困難校に飛び込んで見た、「大人の都合」に翻弄される生徒たち。飲酒や喫煙、進む統廃合で生徒はどこへ行くか。」
2023年8月5日、東洋経済education × ICT編集部

このネット記事を読んで思う。
こうしたことに限らず、学校という社会の中では、称賛される子どもたちの裏に、非常に困難な立場にいる子どもたちが多くいます。
実際に、そうした子どもたちの方が多いのではないでしょうか。

私は30年間教員として勤務しましたが、決して学校が子どもたちのために動いているとは言い難い状況のようです。
特にこの記事のように、大人の都合による人事異動は日常茶飯事です。
教育困難校のために何かをする人事はまずありません。
むしろ、研究発表校のために優秀な教師が異動し、その他の学校は穏やかに普通であるべきだという考え方が主流でしょう。

人事異動は他人事とされがちで、問題を解決する手段とは言えないことがあります。

現在、学校教育はさまざまな問題が浮き彫りにされ、その改善について議論されていますが、
こうした人事異動に焦点を当て、改善するだけでも、多くの子どもたちにとって救いとなるでしょう。

「子どもたちのための教師になりたい」
そんな思いで教員になっていたはずです。
まず、そこから始めましょう。