先週金曜日は、青少年育成推進員として地域のつどいに参加しました。

講演会では、警察署の方から青少年の闇バイト問題についてお話がありました。

地域の現状を丁寧に説明していただき、

「みなさんで温かく見守っていきましょう」というメッセージが印象的でした。

その後はグループディスカッションです。

私のグループには高校の校長先生、保育園の園長、教育委員会の先生、小学校のPTA会長、中学校のPTA役員など、さまざまな立場の方が参加していました。

議題は主に高校生・中学生のスマホ事情でした。

今や高校生は100%、中学生もほぼ100%がスマホを所有しています。

便利な半面、詐欺やいじめ、スマホ依存などのリスクも指摘されました。

禁止一辺倒ではなく、「どう活用するか」が大切だという意見で一致しました。

一方で、ある保護者からは「うちの息子は部活や勉強で忙しく、スマホをいじる暇がない」という声もありました。

そこから、「子どもが夢中になれることを持つこと」「やるべきことに一生懸命取り組む姿勢を育むこと」が最も大事だという話題に発展しました。

さらに大切なのは、大人自身がやりたいことや、

やらねばならないことに生き生きと取り組む姿を示すことです。

親も先生も、地域の大人すべてが情熱を持って行動し、その背中を見せることが、

結局は子どもの育成につながる――そんな結論に至りました。

「子は親の鏡」
「大人が変われば、子どもも変わる」

本当に大切な教訓を得られた一日でした。

 

この話には続きがあります。

最後のまとめで、教育長の少し長い話がありました。

子どもたちの現状を話し、多様性が認められるこの時代、

制服の自由化、何も制服でなくてもユニクロでもいいのではないか、

学校選択制については、どこの学校で学んでもいいんじゃないか、

最近インスタをはじめ、若い人に教えてもらいながら取り組んでいるなどのお話です。

SNSは欠かすことのできないもの、それについて私たちも知らなければならない、という話です。

このつどいの話とは、違います。

私たちが考えなければならないのは、

目の前にある問題に対して、どうすればいいか、何をすればいいかではなく、

学校で何を学べばいいのか、どんなやりがいをもつのか、

そして、生きがいをどう持たせていくかです。

そのために親がが、どうあるべきかです。

この現代社会の問題に、どう大人が立ち向かっていくか、

その姿こそが、青少年健全育成の特効薬になると、私は思います。