今日は、頑張る子どもたちについてのお話です。

ある中学生の話です。その子は、昨年からずっとやる気が見られず、ただ言われた学習をこなすだけという姿勢でした。叱責しても、褒めても、どんな声かけをしても反応がなく、中学生期にはよくあることだと思っていました。

しかし、この期末テスト対策で、突然やる気を出し取り組み始めました。その姿は感動的です。こうした姿からわかるのは、子どもたちは日々何かを考えながら、できない自分と戦っていたのだということです。それが何かをきっかけに「やらなければ!」と思い始めたのでしょう。

声をかければ学習に向かえる、指導すればわかるようになる、というわけではありません。自ら学習に向かい、理解しようとする姿がとても大事なのです。その姿を大いに認めていくことが大きな成長につながります。もちろん、日常的な声かけや指導はとても大事です。

子どもの成長は、必然ではなく、ある時突然訪れるかもしれません。長年子どもたちと関わってきた中で、変わるその瞬間を見ることは、本当に素晴らしいことです。だからこそ、この仕事をやめられないのかもしれません。

この期末対策でも、そうした姿が多く見られます。未来は自分で決めるもの。子どもたちには本当に頑張ってほしいですね。